陽炎シリーズでのバイナリートリガーは何型から搭載してた?
ご存じの方もいると思いますが、2018年発売の陽炎2型C(改)と陽炎3型C(改)から搭載していました。
当時は日本国内で販売されている電子トリガーで、バイナリートリガーを搭載している商品は陽炎だけでした。
最近では海外製の電子トリガーでもバイナリートリガーを搭載するようになってきました。
陽炎シリーズでバイナリートリガーを搭載しているモデル
陽炎2型C、陽炎2型C+、陽炎2型E(現行モデル)
陽炎3型C、陽炎3型D
陽炎6型+、陽炎6型E(現行モデル)
陽炎7型+、陽炎7型E(現行モデル)
陽炎8型改(現行モデル)
陽炎9型E(現行モデル)
セミオートとバイナリー処理の流れ
セミオートの発砲動作(1回のトリガー操作で1回発砲)
- トリガーを引く
- 発砲する
- セレクターがSEMIならトリガー長引きまで待つ
- 長引きだったらプログラム設定、放したら発砲完了
バイナリーの発砲動作(1回のトリガー操作で2回発砲)
- トリガーを引く
- 発砲する
- セレクターがBINARYならトリガーを放すまで待つ
- トリガーを放したら発砲する
- 発砲完了
セミオートとバイナリーの発砲処理部分(抜粋)
少しだけコメント書きました。
; セミオートの発砲処理と後処理
PAGESEL _shoot
CALL _shoot
PAGESEL $
BANKSEL r0x11B1
MOVWF r0x11B1
MOVF r0x11B1,W
BTFSS STATUS,2
GOTO _01129_DS_ ; 発砲処理に問題があった場合ジャンプ; セレクターはバイナリーか?
MOVLW 0x00
PAGESEL _Get_Fire_Mode
CALL _Get_Fire_Mode
PAGESEL $
BANKSEL r0x11B1
MOVWF r0x11B1
XORLW 0x04
BTFSS STATUS,2
GOTO _01126_DS_ ; バイナリー以外ならジャンプ; セレクターがバイナリーならトリガーオフまで停止
PAGESEL _TrgOff
CALL _TrgOff
PAGESEL $; トリガーオフで発砲処理
PAGESEL _shoot
CALL _shoot
PAGESEL $
GOTO _01133_DS__01126_DS_:
; トリガー長引き処理
MOVLW 0x00
MOVWF STK01
MOVLW 0xd0
MOVWF STK00
MOVLW 0x07
PAGESEL _ChkTrgLong
CALL _ChkTrgLong
PAGESEL $
BANKSEL r0x11B1
MOVWF r0x11B1
MOVF r0x11B1,W
BTFSC STATUS,2
GOTO _01133_DS_ ; 長引きが完了する前にトリガーオフされたらジャンプ; プログラム設定へ
PAGESEL _setting
CALL _setting
PAGESEL $
BANKSEL r0x11B1
MOVWF r0x11B1
XORLW 0x02
BTFSC STATUS,2 ; 戻り値で再起動または設定キャンセル
GOTO _01166_DS_ ; 再起動
GOTO _01133_DS_ ; 設定キャンセル_01129_DS_:
; 発砲処理に問題があった場合トリガーオフになるまで待つ
PAGESEL _TrgOff
CALL _TrgOff
PAGESEL $_01133_DS_: ; セミオートまたはバイナリーの発砲処理完了
個人で電子トリガーを研究、製作されている方々の参考になれば幸いです。


