修理依頼書をお書きください。
修理の際は修理依頼書に記入をお願いしているのは、どのような故障なのかを知ることで、修理に必要な部品以外の取り外しや交換を防ぐ意味もあります。
ただし、場合によっては予防交換する場合はあります。
故障状況などを書いたメモ書きでも構いません。
今回の修理は修理依頼書がないので基板上の電子パーツや配線の状態から故障内容を把握していくことになりました。
弊社としては、なるべく早く修理完了した商品をお客様へお届けしたいと思っております。
損傷個所
① 分岐接続部分からメカボックスへ短絡

バッテリープラスB(太い線)からバッテリープラスA(細い線)を分岐する際にハンダ部分が突起状になっていた為、メカボックスを閉じた際に収縮チューブを突き破りメカボックスへ短絡したと思われます。
② ロックピンと思われる箇所で丸く被覆が破けています。

バッテリーマイナスに接触し被覆を損傷したと思われます。
目視でメカボックスのロックピンの穴と重なってないか確認しながら施工すれば防ぐことができます。
①でメカボックスに短絡した電気がバッテリーマイナスに流れてショートした可能性があります。
③ トリガーで配線損傷

この部分はトリガープレートを固定する時のネジがトリガーを引いた際に擦れて被覆を損傷したと思われます。
被覆の傷の状態がナットのような角張ったものによる跡に見えます。
説明書では下の画像のようにトリガーの基板側からネジを差し込み反対側でワッシャとナットで固定することになっています。

万が一、逆にネジを付けてしまうとナットやネジの先が配線に接触する恐れがあります。
目視でトリガーと配線のクリアランスを確認しながら施工すれば防ぐことができます。
①でメカボックスに短絡した電気がトリガーを引くたびに流れてショートした可能性があります。
故障状況
パーツ交換をして動作確認後の基板(FETの著しい破損で焼けた跡)

故障していった流れ
- ①の分岐部分からメカボックスに短絡
- トリガーから基板に短絡した電気が流れてFETが破損
- FET破損による発熱によりバッテリープラスAのハンダを溶かし始める
- ロックピンが配線に触れていればここからも電気が流れてたと思います。
- FET破損の熱で周囲の電子パーツを破損
- 破損した電子パーツから正常でない電気がパターンに流れてFETドライバを破損
- 4番で流れた想定外の電流によりパターンの破損
- FETドライバから繋がっているもう一つのFETの破損
- 3番のハンダを完全に溶けてバッテリープラスA(細い線)が脱落
マイコン以外の主要電子パーツはと配線は全て交換となりました。
対策方法
- 説明書を熟読してから施工しましょう。
- 部品の組み立てや取り付けが説明書の記載と同じになっているか目視で確認して施工しましょう。
- 狭い場所のハンダ付け(特に分岐部分)は、ハンダ付けを極力小さくして突起が出ないように施工しましょう。
- トリガー等の可動部分の近くは、配線に接触しないように目視で確認しながら施工しましょう。
- テフロン線は曲げづらいですが、曲げたい部分を指で押さえて積極的に曲げることで、鋭角でも曲げることができます。
※角の鋭いもので押さえて曲げると被覆が損傷する場合があるので注意が必要です。 - 修理の際は修理依頼書(メモ書きでも構いません)の記入をお願いします。


